フレネットHIBIYA

2025年9月9日

「宙炭」ってなに?

株式会社TOWINGと株式会社日比谷花壇は、2025年8月8日(金)に、持続可能な花き生産に向けて業務提携を締結しました。

高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」とは

TOWINGが開発した「宙炭」は、さまざまなバイオマスの炭化物(バイオ炭)に対し、独自のバイオ炭前処理技術と微生物培養技術に農研機構の技術を融合させた革新的な農業資材です。
土壌の健康を促進し、化学肥料の使用を削減、有機転換を促します。さらに、農地への炭素固定を通じて温室効果ガスの削減にも貢献することで、花き生産における環境負荷の軽減、およびカーボンニュートラルの両立を実現します。

宙炭使用 花き生産者さんの声

ユリ 生産者 Kさん

土壌づくりが楽ちんになりました!
追肥もしなくてよいので手間が省けています。
こんなにパッとデータが出たのは初めてで
驚いています!

球根・その他草花 生産者 Oさん

花を育てながら環境負荷低減に貢献できてうれしいです。
ずっとそのような商材を探していて、
やって手ごろなものを見つけられました!

―「宙炭」とはー
① わずか1ヶ月で超良質な土壌造りができる
畑で良い土壌を作るためには通常3〜5年ほどかかりますが、「宙炭」を使用するとわずか約1カ月で良質な土壌となります。この技術のポイントはバイオ炭です。炭の小さな穴(多孔体)に特定の微生物を住まわせることで、有機肥料を分解できる土壌となります。


② 「カーボンクレジット」を生み出す土SDGsへ貢献・脱炭素も可能に。
本来であれば廃棄・焼却される植物残渣、家畜の糞、下水汚泥等を材料とするため、焼却によるCO2の排出量が減り、CO2削減に貢献できます。また、材料を炭化させ炭にしていることから炭の性質上、炭素の固定や吸収効果も期待できます。これらの効果から、CO2削減効果として国からクレジット(排出権)が発行され、脱炭素につながり、カーボンクレジットを利用したビジネス展開も可能になります。

TOWING 代表取締役CEO
西田宏平

TOWINGは「サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会を実現する」をミッションに掲げる名古屋大学発のグリーン&アグリテックスタートアップです。この度、日比谷花壇グループとの連携により、花き分野で初めて「宙炭」を本格的にご活用いただけることとなりました。今後、日比谷花壇との連携を一層深め、花き業界、ひいては日本の農業全体の持続可能性向上に貢献してまいります。

フレネットHIBIYA 代表取締役社長
緒方優夫

近年、 国産花きは生産者の減少や気候変動の影響など様々な要因により生産量が減少傾向にあり、作付面積はピーク時の約半分まで落ち込んでいます。さらに花き生産者からは「環境に配慮した生産を行いたいが、なにから始めたらいいのかわからない」といった問い合わせもいただいています。
日比谷花壇グループが目指す花き業界全体の持続可能性の向上と、生産者の皆様の悩みを解決するソリューションとして、宙炭を普及していきたいと考えています。当社は生産者と直接つながりがあり、流通から販売まで一気通貫で行うことができる日比谷花壇グループの強みを活かし、本取り組みによって生産されたサステナブルな花とみどりを消費者の皆様にお届けできるよう、TOWINGと協力して取り組んでまいります。
株式会社フレネットHIBIYA 代表取締役社長 緒方優夫

■株式会社TOWINGについて:https://towing.co.jp/

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